カルミアの花

 カルミアは春になると、浅い五角形の筒状の小花を咲かせます(画像)。カルミアツツジカルミア属の耐寒性常緑低木です。カルミア属は7種だけの小さな属で、北アメリカとキューバに分布する常緑低木です。本来「カルミア」はツツジカルミア属の花木全般を表す属名で、別名はアメリシャクナゲ。一般にカルミアと呼ばれるのはラティフォリア種(Kalmia latifolia)を指し、いくつかの品種が花木として栽培されています。

 カルミアは雌雄同株で、花の内部には雌しべ1本と10本の長い雄しべがあります。東京都がアメリカへ贈ったサクラの返礼がカルミアで、日本へは昭和4年に渡来しました。