ブッソウゲの赤い花

 ブッソウゲ(仏桑花)はアオイ科フヨウ属の低木だが、今年も花が咲き出した。沖縄では赤花と呼ばれるブッソウゲは樹高1.5m〜3m程になる常緑低木。ブッソウゲの花はその年に伸びた枝の葉腋に単生し、花冠は径10cm〜15cm程の5花弁で、花色は赤、白、ピンク、オレンジ、黄色など様々である(画像は赤色)。ムクゲ、フヨウ、モミジアオイハマボウなども同じ仲間で、いずれも夏に咲く。

 ブッソウゲは雄しべと雌しべが合着した長い蕊柱(ずいちゅう)を持つ花を咲かせ、一つの花の寿命は一日限りだが、次から次へと咲き続く。近くではムクゲの花(画像は白色)も咲き始めていて、暑い夏の兆しを感じ取ることができる。