アメリカフヨウの花

 アメリカフヨウ(Hibiscus moscheutos)は北米原産で、アオイ科フヨウ属の宿根草、ハイビスカスの一種です。葉は緑色で心臓形をしています。夏から秋、太く丈夫な花茎から集散花序を伸ばし30 cm程の巨大な多弁花を次から次へと咲かせます。花は朝咲いて夕方にはしぼむ一日花です。フヨウ(芙蓉、Hibiscus mutabilis)が落葉低木で「木芙蓉」と呼ばれるのに対し、アメリカフヨウは草本なので「草芙蓉」と呼ばれます。フヨウ属の仲間にはフヨウやムクゲ木槿Hibiscus syriacus)の他に、ハイビスカスやモミジアオイなどがあり、よく似た花を咲かせます。近縁種と交雑しやすいため、最近ではモミジアオイとの交雑種もよく見ます。

*画像はアメリカフヨウ、フヨウ、ムクゲ。互いによく似ています。

アメリカフヨウ

アメリカフヨウ

フヨウ

ムクゲ