コメツブツメクサはヨーロッパ〜西アジア原産の帰化植物で、道ばたや河原などに群生。今頃あちこちで黄色い花をつけている。茎はよく分枝し、葉は3小葉からなり、葉柄は長さ2〜5mmと短い。花序は直径7mmほど。花は黄色で、長さ3〜4mmと小さく、5〜20個が球状に集まる。
コメツブツメクサはマメ科シャジクソウ属で、小さな花がたくさん集まって丸い花のように見えるが、一つ一つの花は、長さが3㎜ほど。それがたくさん集まって、黄色い丸い花のように見える。シロツメクサやムラサキツメクサなどもみなこれと同じ。それでもこの黄色い球のような花の直径は小さく、花が小さいので米粒、ツメクサに似ているので詰め草、あわせてこの名前がついた。
ネジバナも今が花盛りで、花色は桃色で、小さな花を多数細長い花茎に密着させるようにつけるが、その花が花茎の周りに螺旋状に並んで咲く「ねじれた花序」が和名の由来。右巻きと左巻きの両方がほぼ同数あり、中には花序がねじれない個体や、途中でねじれ方が変わる個体もある。