ツバキの花は花びら一枚一枚と雄しべが全てつながった一体構造なので、花びらや雄しべがバラバラに落ちるのではなく、花全体がそのまま落ちるのです。
花びら1枚1枚がつながっていないなら、鳥は花びらの間にくちばしを入れて蜜を吸うことができ、鳥の頭に花粉がつきません。すると、鳥がツバキの花粉を運んでくれなくなり、受粉できず、交配ができなくなります。逆に、花びら全体がつながっていて隙間がないならば、鳥は頭を花の中に突っ込み、蜜を吸うしかありません。そうなると、鳥の頭にツバキの花粉がつき、交配可能になります。
武士はツバキの花を嫌ったようですが、理由はその散り方にあり、花ごと落ちるのは、人の首が落ちるのに似ていることから、縁起が悪いとされたようです。
*ツバキの花の鳥のための適応と武士のための不適応とは何が異なるのでしょうか。
**1~8の画像の中からツバキの花を選び出して下さい。
(解答;画像1:サザンカ、画像2:バラ、画像3:ツバキ、画像4:ツバキ、画像5:バラ、画像6:ツバキ、画像7:バラ、画像8:ツバキ)
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