ミモザの黄色の花

 ミモザはギンヨウ(銀葉)アカシア(Acacia baileyana)とも呼ばれ、マメ科アカシア属の常緑高木です。葉が銀緑色のため「銀葉」。 ミモザはオーストラリア原産で、明治末期に渡来。春早くに株を覆うほどの黄色い花を咲かせ、とても印象的です。よく似た仲間に同属のフサアカシアがあります。どちらもミモザと呼ばれます。

 オジギソウはミモザの仲間で、触れると葉を閉じてしまう可愛らしい植物(画像)。オジギソウの花は小さな淡いピンク色で、触れると葉を閉じてしまいます。オジギソウの学名はMimosa pudicaで、ミモザの葉はオジギソウの葉とそっくり。オジギソウのような葉を持つ植物が「ミモザ」と呼ばれていましたが、「ニセアカシア」が日本に伝わったとき、花の形が似ていることから、「ミモザアカシア」や「ミモザ」と呼ばれるようになりました。その後、アカシア属からニセアカシアが切り離され、アカシア属で有名なギンヨウアカシアやフサアカシアが別名としてミモザと呼ばれるようになりました。ミモザの日本での花期は2-4月頃。

 2月末の青い空に陽の光を浴びた黄色の塊が目に飛び込んでくると、その強烈な黄色の襲撃にたじろぐしかなく、衝撃の凄さにただただ驚くのです。

オジギソウ