ミモザの花

 ミモザフサアカシアとも呼ばれ、マメ科ネムノキ亜科の常緑高木。ミモザはオジギソウを指す言葉だったが、「ニセアカシア」が日本に伝わったとき、花の形が似ていることから、「ミモザアカシア」や「ミモザ」と呼ばれるようになった。

 その後、アカシア属からニセアカシアが切り離され、アカシア属で有名なギンヨウアカシアやフサアカシアが別名としてミモザと呼ばれるようになった。ミモザはオーストラリア原産。日本での花期は2-4月頃が普通だが、今の時期にも花をつける。

*オジギソウはミモザの仲間で、触れると葉を閉じてしまう可愛らしい植物(画像)。オジギソウの花は小さな淡いピンク色で、触れると葉を閉じてしまう。

*私がまだ子供の頃、西田佐知子の「アカシアの雨」が街に流れていた。その歌詞は「アカシアの 雨にうたれて このまま 死んでしまいたい」で始まる。「アカシアに降る雨にうたれて」と思い込み、疑問などもたなかった。だが、それが「ニセアカシアの白い花が雨の降るように散る中で」という意味だと知ったのは随分後になってからだった。歌詞のアカシアはミモザではなく、ニセアカシアで、和名がハリエンジュ(針槐)。