1月のアレチハナガサ

 湾岸地域の空き地や路傍でいつも夏にお目にかかるのがアレチハナガサ。1月末になり、流石にその花はめっきり減った。アレチハナガサはどう見ても野生の雑草にしか見えない。バーベナの栽培種が野生化し、アレチハナガサ、ヤナギハナガサ、そしてダキバアレチハナガサが生まれたというのが進化の歴史で、正に「事実は小説より奇なり」である。

 アレチハナガサは観賞用に栽培されていたが、空き地や道端などでなかば野生化した。それが、最近は公園の花壇に復帰し、野性味を残したまま、再度園芸種として人気が高まっている。人の好みが彼らの運命を操ってきたようで、申し訳ない気がしないでもない。

*画像は湾岸地域に多いダキバアレチハナガサ

左ダキバアレチハナガサ、右アレチハナガサ