春の黄色の花(3)

 春に先ず花が咲き、次に葉が出てくる木はたくさんあるのだが、トサミズキとヒュウガミズキ(日向水木)もそうで、どちらもよく似た黄色の花をつける。どちらも「ミズキ」とついているが、ミズキ科の樹木ではなく、マンサク科の樹木である。ヒュウガミズキの姿は湾岸地域の公園でよく見かける。

 近くの小学校の敷地にヒュウガミズキが何本かあるが、今一斉に黄色の花をつけ出している。直径1センチ弱の小さな黄色い花が1~3輪ぶらさがり、長さ2センチほどの花穂をつくる。雄しべは花弁より少し短い(画像)。ヒュウガミズキの花は小さく、控えめである。