キリンソウとメキシコマンネングサ

 以前はどちらもキリンソウ属(Sedum)でしたが、今はキリンソウ属(Phedium)とマンネングサ属(Sedum)に分けられています。でも、キリンソウの花はメキシコマンネングサにそっくりで、素人の私には花だけではまるで区別がつきません(花の画像)。メキシコマンネングサは小さな黄色の花がぎっしりと咲き、花弁は5枚で平開、雄しべは10本。一方のキリンソウも黄色い小さな花をつけ、花弁は5枚で先が尖り、雄しべは10本です。花だけ見るとそっくりなのです。勿論、全体をみれば二つは明らかに違っています。

 キリンソウは、日本、朝鮮半島、中国に分布しているベンケイソウ科キリンソウ属の多肉植物。黄色い花が輪のように咲くところから「黄輪草」と名づけられたと思われます。メキシコマンネングサも多肉植物で、葉や茎、根に水を蓄える性質をもつ植物。サボテンも多肉植物の1種。5月から6月頃にかけて、花が咲く。こちらは帰化植物で、観賞用に栽培していたものが帰化したと考えられています。

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キリンソウ

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キリンソウ

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メキシコマンネングサ