クロガネモチはモチノキ科モチノキ属の常緑樹。木の高さは普通10m程度で、あまり高くならない。葉は革質で楕円形やや波打つことが多く、深緑色で、表面につやがある。春4月に新芽を吹き、葉が交替する。花は淡紫色で、5月から6月に咲く。たくさんの果実を秋につける。果実は真っ赤な球形で、10月から2月まで鑑賞できる。ただし、雌雄異株でオスの木とメスの木があり、オスの木は花が咲いても実はならず、メスの木も近くにオスの木がないと結実しない。
庭木だけでなく、都市環境にも耐えることから、公園樹、街路樹として植えられる。そのためか、湾岸地域にはあちこちに植えられている。画像のクロガネモチもその一本で、2月になってもぎっしりの赤い実が見事である。