2023-07-02から1日間の記事一覧

ハマナスの実と花

既に何度も言及してきたように、古来より日本に自生するバラの原種の一つがハマナス(浜茄子、浜梨)。そのハマナスは西洋に渡り、私たちが現在楽しんでいる近代的なバラの誕生に大きく貢献しました。 ハマナスは既に3月には咲き出しますが、その園芸種を含…

頚城の山と京都大学学士山岳会

「えちご妙高会」という名前は山が好きな人には越後に関わる山岳会の名称で、名峰妙高山に関わる人たちの集まりだと思う人が相当数いる筈です。残念ながら、えちご妙高会は妙高市出身の郷人会で、それも高齢者の集まりに過ぎません。それでも、妙高市にとっ…

モクゲンジの花

中国原産のモクゲンジ(木欒子) はムクロジ科モクゲンジ属の落葉高木で、日本には割と古くから渡来していたと思われます。「栴檀葉の菩提樹(センダンバノボダイジュ)」とも呼ばれ、種子を数珠にするために寺院に植えられていたようです。「モクゲンジ」とい…

タラヨウの実

タラヨウ(多羅葉)はモチノキ科モチノキ属の常緑高木。奇妙な和名「タラヨウ」は、先の尖ったもので葉の裏側に文字を書くと、黒く跡が残る性質がタラヨウにあり、それがインドで仏教の経文を書くのに使われた貝葉の原料であるヤシ科のタラジュ(多羅樹)と…