2025-09-10から1日間の記事一覧

築地、『解体新書』、新しい絵画

備前国中津藩奥平家の中屋敷に中津藩医の前野良沢、若狭国小浜藩医の杉田玄白、蘭方医の中川淳庵、桂川甫周などが集まり、オランダ語の解剖書「ターヘル・アナトミア」の解読を行い、1774(安永3)年『解体新書』と題した翻訳書を完成させました。 1858(安…

ガザニアの白い花

キク科のガザニアは半耐寒性多年草、または1年草で、南アフリカ原産。今見ることができるガザニアは野生種を元にヨーロッパで品種改良された園芸品種で、別名は花弁の形からクンショウギク(勲章菊)。 様々な花色、シルバーリーフなど、ガザニアには実に多…

タデ(蓼)の花

子供の頃、あちこちに繁茂していたのがタデ科のイヌタデ。「蓼食う虫も好き好き」と言われますが、タデは食べると辛味があり、それを好んで食う虫もいるということで、「辛い蓼を食う虫がいるように、人の好みはさまざまである」(広辞苑)という意味です。…

柿の実が色づき出す

すぐ近くにあった柿の木をすっかり見落としていたのですが、その実が大きくなり、既に色づき始めています。 柿は晩秋の季語。正岡子規が法隆寺を訪れた際の句が「柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺」で、この柿の句が書かれたのが10月26日。柿好きで知られる正岡子…