オオスカシバ

 スズメガ科のオオスカシバ(大透翅)は蛾の仲間で、夏から秋に、うぐいす色の太い胴体を持ち、透明の翅を素早くはばたかせて直線的に飛びます。腹部に赤褐色の帯があり、腹端には黒色の毛束をもち、腹面は白です(画像)。日中に活発に活動し、ホバリングしながら、色々な花で吸蜜します。

 私が湾岸地域でオオスカシバを見たのは昨年が初めてでしたが、今年も無事に見ることができました。オオスカシバは都会の公園でも普通に見られ、街中の花壇や人家の庭先にもしばしば飛来します。太い体はスズメガの仲間に共通する特徴ですが、オオスカシバは羽化したてのときには鱗粉に覆われていますが、飛んでいる間に鱗粉が落ち、透明になります。

*画像は静止しているオオスカシバとホシホウジャク

**オオスカシバとホシホウジャクはいずれもホウジャク亜科。共に日中に活動し、ホバリングしながら花の蜜を吸う。ホシホウジャクの画像は昨年のもの。

オオスカシバ

ホシホウジャク