セッカニワゼキショウの遅咲きの花

 和名は花が白いことから「雪花」が前につけられ、「雪花庭石菖」。小さいことから「コニワゼキショウ」とも呼ばれます。ニワゼキショウと同じく、北アメリカ原産で、ニワゼキショウより草丈が低く、花被片は白色、先が次第に細くなって尖り、筋は中央に1本だけあります。花被片の基部は合着し、黄色です。ニワゼキショウやオオニワゼキショウより小さく、可憐で、幾何学的に不安定に見えるのが特徴です。

 セッカニワゼキショウは近年ニワゼキショウやオオニワゼキショウの近くに見られ始め、湾岸地域でも珍しくありません。花はニワゼキショウより小さく、老眼の私には見定めるのが大変です。

 今年もニワゼキショウはたくさん花を咲かせていましたが、セッカニワゼキショウは例年より少なめでした。7月に入り、今年最後に見るセッカニワゼキショウの花ではないかと思います。

ニワゼキショウ