マツバギクの花たち

 マツバギク(松葉菊、Lampranthus spectabilis)はハマミズナ科ツルナ科マツバギク属の多年草で、葉と花の形から「松葉菊」と呼ばれ、キクに似た花を咲かせます。マツバギクの名前で出回っているものはランプランサス属(Lampranthus)のいくつかの種や交配種ですが、実に様々で、色々な種類が「マツバギク」の名前で流通しています。

 画像はデロスペルマ属(Delosperma)の一種クーペリー(D. cooperi)で、-15℃でも越冬するので「耐寒マツバギク」と呼ばれ、「レイコウ(麗晃)」や「ハナランザン(花嵐山)」の名前で出回っています。6月から10月に桃色の花を咲かせます。

*夏に咲くマツバボタン(最後の画像)も葉と花の形から「松葉牡丹」と命名されました。