ユリアザミの花

 ユリアザミには幾つかの種類があり、初夏から穂状の花を咲かせます。よく出回っているのは穂状の花を咲かせるスピカータ(Liatris spicata)です。球状の花を咲かせるものもあり、実際には交雑種の区別は曖昧になってきています。花色はよく見かける赤紫のほか、紫や白もあります。

 別名はキリンギク(麒麟菊)で、キク科ユリアザミ属。アザミの仲間ですが、葉がタカサゴユリなどの百合の葉に似ていることから、「ノアザミ」とも呼ばれます。北アメリカ原産で、園芸用のリアトリスの名前で大正時代に渡来しました。