ミソハギの花

 「ドロップモア・パープル」と呼ばれるミソハギはヨーロッパからアジアに分布しています。夏の終わりから初秋にピンク色の花を咲かせます。ミソハギは学名がLythrum virgatum、 英名がDropmore Purpleです。

 でも、日本ではLythrum ancepsミソハギと呼ぶようです。別名は多く、溝萩(みぞはぎ)、盆花(ぼんばな)、精霊花(しょうりょうばな)、水掛け草などです。

 ミソハギは旧暦のお盆が花期で、水を注いで厄を払う「禊(みそぎ)」に使用される萩の花に似ていることから「禊ぎ萩(みそぎはぎ)」が転じてミソハギとなったと言われています。また、水路の脇や溝によく自生することから「溝萩(みぞはぎ)」といわれ、それが転じたとする説もあります。いずれであれ、ミソハギはお盆の花として用いられてきました。

*さらに、エゾミソハギLythrum salicaria)もよく似ていて、画像がどの学名の植物か祖霊に尋ねてみたいものです。