ホソバオオアマナ(細葉大甘菜)の花

 アマナとよく似ているが、アマナはユリ科、オオアマナとホソバオオアマナはキジカクシ科に属す。アマナは食用になるが、ホソバオオアマナは毒草。オオアマナとの見分けは厄介である*。

 ホソバオオアマナは草丈が20-35㎝の多年草で、地下に球形の鱗茎があり、そこから数本の葉を出す。葉は線形。花は葉の間から長さ30㎝程度の花茎を伸ばし、苞から出る長い花柄の先に1個つき、全体に穂状になる。花は径約4cm、花被片は6個、白色で外側は緑色(画像)。

 歩道の横に白いハナニラが咲いていると思って近づくと、ハナニラとは違う風貌で、なんとも気になり、調べてみた。そして、随分と苦労して辿り着いたのが「ホソバオオアマナ」という名前。毎年同じ場所に出るようである。

*鱗茎が大きくて葉が太い方がホソバオオアマナ、鱗茎が小さくて葉が細い方がオオアマナということで、二つの区別は実に厄介。そのため、私が見つけたものはオオアマナかも知れない。

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