ムラサキバレンギクの花

 ムラサキバレンギク(紫馬簾菊、Echinacea purpurea)はキク科ムラサキバレンギク属の多年草エキナセア、エキナケアとも呼ばれています。北アメリカ原産の多年草で、花期は初夏から晩秋。丈夫で育てやすく、長期間開花するので、花壇などでもよく使われています。画像は今咲いているムラサキバレンギクです。

 花びらが散る直前に垂れ下がる形が「バレン」の形に似ることから和名がついたのですが、頭花の花弁がピンク色から紫色で下向きにやや反り返り、上に大きいコーンがつきます。ヒマワリと同じように、花托にはパレアがあり、中心小花が多数つき、ヒマワリの花によく似ています。

 花托のパレアを見ていると、この花の幾何学的な造形の凄さが迫ってきます。花弁を落としたとしても、花托だけで十分に私の関心を惹きつけています。