シロテンハナムグリとキマダラカメムシ:再会

 昆虫少年でなかった私は昆虫に関心がなかった。それが今は少々違って、暑くなり出すと、昆虫の活躍する姿が目立ち始め、その姿に惹きつけられるのである。画像はシロテンハナムグリキマダラカメムシである。どちらもなかなかの姿で、再会が嬉しい。私には想像できないほどに昆虫は多様で、マクロな生き物として地球を支配してきた。

 シロテンハナムグリは暗緑色、銅色に輝く体に小さな白点模様を持つハナムグリの仲間。丸い体つきのコガネムシが害虫なのに対して、シロテンハナムグリはカナブンと体の形がよく似ていて、共に益虫である。

 キマダラカメムシは広葉樹の樹液を吸っている。夏から秋にかけて成長し、大きくなった幼虫や成虫が幹に張り付くように樹液を吸う。キマダラカメムシの幼虫から成虫への変化は昆虫老人の心を躍らせてくれる。その変態に対し、人の成長はネオテニー幼形成熟)としか思えないと勝手に妄想するしかない(画像は成虫)。