黄金虫と狩人蜂

 夏は狩人蜂(カリュウドバチ)の季節です。彼らはクモやハエ、それにチョウやガの幼虫などを狩ります。クロアナバチはバッタ、とくにキリギリスのなかまのツユムシ類を幼虫の食べ物として狩りをします。でも、成虫は花の蜜を吸います。ヤブガラシの花が好きなようですが、画像はオミナエシの花の蜜を吸っているクロアナバチです。

 コガネムシ科の代表はカブトムシですが、アオドウガネもコガネムシの仲間で、画像は花が終わったアジサイの葉に来ているアオドウガネです。昨年と同じように、たくさんのアオドウガネが集まっていました。

*「ツヤツヤして全体に丸いのがコガネムシ、背中に大きな三角形があるのがカナブン、斑点模様があり毛で覆われているのがハナムグリ」と説明し、それで間違いではないのだが、コガネムシよりツヤツヤが足りないのがアオドウガネ。コガネムシ科のスジコガネ亜科にアオドウガネ、ドウガネブイブイコガネムシがいて、ハナムグリ亜科にカナブン、アオヒメハナムグリアオハナムグリシロテンハナムグリがいるが、私など素人にはドウガネ、コガネムシハナムグリ、カナブンと分けて捉え、それでほぼ支障はない。

**画像は順にクロアナバチ、アオドウガネ、カナブン、アオハナムグリシロテンハナムグリである。