夏の昆虫を垣間見る

 私は昆虫少年であったことがなく、正直なところ昆虫が格段に好きという訳ではない。だが、昆虫には人並みの関心は持っている。暑くなり出すと、昆虫の活躍する姿が目立ち始め、その姿に惹きつけられるのである。

 画像は順番に、ナガメ、アオドウガネ、シロテンハナムグリである。ナガメは菜の花につくカメムシという意味で、アブラナ、ダイコンなどでよく見られる。アオドウガネは鈍い光沢がある緑色のコガネムシで、腹の端には長い毛が生えている。また、シロテンハナムグリは暗緑色、銅色に輝く体に小さな白点模様を持つハナムグリの仲間。

 今思い出すと、小学生の夏休みにもっぱらセミとトンボに関心を寄せていた理由がとんとわからない。小学生だった私には想像もできないほどに昆虫は多様で、マクロな生き物としては地球を支配してきたのだ。

ナガメ

アオドウガネ

シロテンハナムグリ