アネモネの花

 今朝、シュウメイギクとヨトウムシについて記しましたが、シュウメイギクは菊ではなくアネモネの仲間であることを思い出しました。その上、つい騙されてしまうのがシュウメイギクの花で、花びらのように見える部分は実は萼片で、花弁は退化してありません。

 そのアネモネが花壇を飾っています。アネモネは古くから人との関わりが深く、神話や伝説にも多く登場してきました。美の女神アフロディーテはキューピッドの射た愛の矢に誤って傷つき、アドニスと恋に落ちます。ところが、そのアドニスは猟に出た日にイノシシの角に突かれて死んでしまい、アフロディーテが流した涙がアネモネになった、と言われていますが、その美しさは画像でも十分堪能できます。アネモネの日本名は「牡丹一花(ぼたんいちげ)」ですが、確かに牡丹に似ています。