今年は歩道脇の植込みの中のアオツヅラフジ(青葛藤)を見ていなかったのだが、先日のタラノキの横に見つけることができた。元気に蔓を伸ばし出していて、よく見ると、小さな花をつけているではないか。アオツヅラフジの花を見るのは久し振りのことで、何となく安堵した気持ちになった。
アオツヅラフジは落葉性の蔓性の木。一年目の茎は緑色で灰色の毛が密に生える。葉は互生し、長さ3~12cm、幅2~10cmの卵形または徒長枝につく葉では浅く3裂する。雌雄異株で、雄花、雌花ともクリーム色~黄緑色の6弁花。
アオツヅラフジの実は核果で、秋に6 - 8mmの球状の実ができ、ブドウのように緑色から紫色に熟すが、有毒。熟した実はヤマブドウの実にそっくり。
*画像の花は雌花で、アオツヅラフジの青い実と熟した実の画像は以前のもの