イヌコリヤナギの葉色

 ヤナギというと、私は雪解けの3月下旬の川原のネコヤナギの花穂(雄花)を思い出す。同じヤナギ科のイヌコリヤナギ(犬行李柳)は栽培品種であるハクロニシキ(白露錦)が湾岸地域でもよく栽培されている。ヤナギの仲間は雌雄異株で、ハクロニシキも春に立派な花穂をつける。

 木の大きさは背丈1.0~2.5mほどで、春から秋にかけての斑入りの葉が綺麗である。淡いピンクがのる白い斑入りの葉は芽だしの頃が一番綺麗で、夏以降徐々に斑が薄くなる。葉色はピンクから白、そして白斑入りと変化する。