晩秋のヒャクニチソウ

 ヒャクニチソウ(百日草、ジニア、Zinnia)はキク科の一年草。夏から秋にかけて、色とりどりの花を咲かせます。11月末でもあちこちの花壇でヒャクニチソウの花を見ることができます。次から次へと新しい花が咲き続けるため、日本では昔から仏花として重宝されてきました。確かに、子供の頃、家の仏壇にはこの花が供えられていたのを憶えています。

 ヒャクニチソウの原産地はメキシコで、16世紀以前から栽培されていました。日本には1862年頃に渡来。強い日照と高温多湿を好みます。色は白、赤、黄、ピンクなどで、花の形も微妙に異なり、綺麗な八重咲きです。

*仏花は仏壇に供える花