ビブルヌム ティヌス

 運河沿いの緑道で満開の花を見つけたのだが、これが舌を噛みそうな名前の植物で、学名のViburnum tinusがそのままカタカナ表記されている。別名がトキワガマズミで、レンプクソウ科ガマズミ属。どうも別名の方が落ち着く。原産は地中海沿岸で、日本には昭和初期に渡来。

 高さ2~7mになり、株幅3mほどになる常緑低木。よく枝分かれして、まるい樹形になる。葉は対生する単葉で、長さ4~10cm、幅2~4cmの狭卵形となり、表面には光沢がある。花はつぼみの時は紅色を帯び、11月から春先にかけて開花し、白色か淡いピンク色で、香りがある(画像は白色)。果実は長さ5~7mmで黒っぽい藍色に熟し、有毒。

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