赤い実:ハクサンボク

 ハクサンボク(白山木)はレンプクソウ科ガマズミ属の常緑小高木。やや大きめの光沢のある葉が冬には紅葉するが、綺麗な紅葉とは言い難い。だが、春の白い小花がたくさん集まった花穂や、秋に鮮赤色に熟す実は十分楽しむことができる。画像の赤い実は食べることができ、冬に向け甘くなる。その実はガマズミによく似た形をしている(画像)。

 ハクサンボクの別名はイセビ、ヤマテラシで、花と葉は乾くと特有の臭いがある。「ハクサンボク」の由来は定かではないが、石川・岐阜県境の白山に生えると誤認されたという説がある。

ガマズミ