サンゴジュの赤い実

 サンゴジュ(珊瑚樹)は、レンプクソウ科ガマスミ属の常緑高木。その実は長さ7~9㎜の卵形で、8~10月に赤くなり、完全に熟すと黒くなる(画像は赤い実)。関東地方以西の沿岸地域に自生する。天然のものを見る機会は少ないが、都市部の公園などに広く植樹されている。その実を海のサンゴに見立てて「珊瑚樹」と名づけられたが、垣根として刈り込まれるためか、実を見る機会は少ない。刈り込まなければ6月頃に(11月6日に述べた)ネズミモチに似た白い花を咲かせ、無数の虫を集める。似たような葉の木は多いが、サンゴジュは葉柄を折って引き抜くと、白い綿のような糸が出てくるのが特徴。

f:id:huukyou:20191110053620j:plain

f:id:huukyou:20191110053630j:plain