ツワブキのつぼみ

 秋に実をつける植物が多い中で、画像はツワブキの実ではなく、ツワブキのつぼみ。関東では12月から1月頃に開花するが、10月頃にはつぼみをつける。ツワブキ(石蕗、艶蕗)はキク科ツワブキ属の常緑の多年草で、初冬に黄色い花を咲かせる。子供の頃はフキがあちこちに自生していたが、今ではその代わりがツワブキ。観賞用に庭や公園によく植えられるためか、湾岸地域でもよく見ることができる。

 ツワブキは同じキク科のフキに似ている。フキは秋になると葉が落ちるが、ツワブキは常に緑の葉をつけている別属の植物。和名のツワブキは葉がフキに似ていることから、「艶のある葉を持ったフキ」、あるいは「厚い葉を持ったフキ」から転じたと言われている。

 冬から春の若葉を摘み取り、塩ゆでにすると旨いらしいが、フキと違ってまだ食べたことはない。つぼみからきれいな黄色の花が咲くと冬である(画像の花は1月のもの)。

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