ジョウザンアジサイ(常山紫陽花)の学名はディクロア・フェブリフガ(Dichroa febrifuga)で、ユキノシタ科ディクロア属の常緑低木。名前にアジサイとありますが、アジサイとは別属の別種。「碧の瞳」という別名は開花後にできる碧い実(画像)が由来。9月〜2月に艶やかで宝石のような青紫の実がなり、これがジョウザンアジサイの特徴です。
昨日その碧い実を偶然に足元に見つけて、びっくり仰天しました。人工の玉のようにしか見えず、わが目を疑ったのですが、正真正銘の植物の実でした。ジョウザンアジサイは中国原産で、6月頃に青い花を咲かせます。この花は是非来年見てみたいと思っています。その花の後につけるのが碧い実で、正に碧い瞳のようです。
*青い色の実として、クサギとジャノヒゲの実を挙げますので、ジョウザンアジサイの実の色と比べてみて下さい。近年のバラやキクの青い花などを併せて考えると、人はそれらを今でも「青い鳥」として捉えているのかも知れません。