ピラカンサ(ス)とウメモドキ

 ピラカンサは生け垣や鉢植えとして栽培される常緑低木で、数種類をまとめてピラカンサと呼んでいます。日本には明治時代に導入されましたが、果実が美しく、特別な管理をしなくてもよく育つため、広く普及しています。春に開花する花は白色で観賞価値が高く、秋には美しい果実がたわわに実り、葉は濃緑色で光沢があるので、年間を通して観賞することができます。和名はトキワサンザシ、タチバナモドキ。
 ウメモドキ(梅擬)は、モチノキ科モチノキ属の落葉低木。ウメモドキの和名は、多くの枝を出す樹姿や葉の形がウメに似ていることに由来しますが、ウメの仲間ではなく、モチノキ科の植物です。ウメモドキは落葉樹ですが、赤い果実と風情のある樹姿に魅力があります。また、落葉後にも果実が残るため、冬の庭の彩りだけではなく、小鳥が集まるのを楽しんだり、生け花の材料としても利用できます。

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ピラカンサ

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ピラカンサ

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ウメモドキ

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ウメモドキ