ビオラの花たち

 ビオラ(Viola)はスミレのラテン語名で、パンジーとの区別は曖昧そのもの。花径5cm以上をパンジー、4cm以下をビオラと呼ぶことが多いようです。パンジーはヨーロッパの野生の「スミレ」から改良されたもので、花期は秋から春にかけて。ですから、今頃はパンジービオラを湾岸地域のあちこちで見ることができます。月並みで食傷気味とはいえ、鮮やかな色と形は人目を惹きつけています。

 スミレは花と葉がそれぞれ別々に根から生える無茎種なのに対し、パンジービオラは有茎種というのが少々まともな区別です。でも、パンジービオラの区別は花のサイズと数の違いしかないようです。