パンジー、ビオラはヨーロッパに自生する野生種から育種され、かつては大輪のものをパンジー、小輪のものをビオラと呼んで区別していましたが、現在は複雑に交雑された園芸品種が登場し、区別できなくなっています。私が子供の頃はパンジーしか見ませんでしたが、現在は秋から春まで長期間咲く品種が多くなり、殺風景になりがちな冬のガーデンに不可欠の存在になりました。
ビオラはスミレ科スミレ属のラテン語名で、園芸上はパンジーの小輪多花性種のことです。ビオラの品種は1980年ころまでは、数種に過ぎなかったのですが、現在はかなりの色合いのものが作り出されています。現在では見た目が豪華なのがパンジー、かわいらしいのがビオラと、何とも主観的な分け方になっているようです。