昨日ビオラ・バニーガールについて記しましたが、いつも気になるのがタイトルにあるビオラ、パンジー、そしてスミレの違いです。よく似ているのですが、区別ができると一般的に考えられているようなのですが、私にはうまく区別がつきません。今日の画像はビオラのソワレという園芸種ですが、パンジーと言われれば私は頷いてしまいます。
三つともスミレ科スミレ属、ビオラの学名はViora、パンジーはViola × wittrockiana、スミレはViola mandshuricaと区別されているのですが、基本的な性質はビオラとパンジーが同じで、ビオラの方がパンジーより丈夫で、開花時期も長くても、パンジーとビオラは学術的には同じもので、明確な違いはない、と説明されると私は混乱するだけなのです。
そこで、常識的な区別を紹介すれば、パンジーはヨーロッパに自生する野生のスミレを園芸用に品種改良した花で、パンジーの野生種はありません。ビオラもパンジーと同じく、スミレの園芸種です。パンジーよりも花は小さめで、パンジーよりも原種のスミレに近いため、耐寒性はパンジーよりも優れています。また、「スミレ」という場合、スミレ科スミレ属の総称を指す場合とビオラ・マンジュリカ(Viola mandshurica)を指す場合があります。後者の種を指す場合、日本に自生しているスミレのことです。