クレマチスの花たち

 クレマチスキンポウゲ科の蔓性の植物で、既に何度も記してきました。大きな花を咲かせるのが特徴で、独特の雰囲気を持っており、品種によって様々に異なる花姿を楽しむことができます。

 カザグルマは日本固有種、テッセンは中国、クレマチスはヨーロッパと分かれるようですが、外形からはどれも同じように見えます。花びらに見える萼(がく)が、クレマチスは8枚かそれ以上、テッセンは6枚というのが簡単な見分け方の目安になっています。

 テッセンは中国から江戸時代初期に日本に入ってきました。テッセンと近縁のカザグルマは準絶滅危惧。現在のクレマチスはテッセン、カザグルマなどの原種を交配させた園芸品種です。