ハゴロモジャスミンの花たち

 ハゴロモジャスミンはモクセイ科ソケイ属の半常緑性の蔓性の低木。開花時期は4〜5月で、今湾岸地域ではあちこちでピンク色の蕾と白い花を見ることができます。花には強く甘い香りがあり、蔓を絡ませながらその香りを漂わせています。

 ハゴロモジャスミンジャスミンティーなどに利用されるマツリカなどと同じジャスミンの仲間で、原産地は中国南部。ハゴロモジャスミンは、淡いピンクのつぼみから咲き進んで、やわらかな質感の白い花を咲かせることから、羽衣伝説の「天女の羽衣」をイメージして名前がつけられたとされています。また、ジャスミン(Jasmine)の方は「神様からの贈り物」という意味のペルシャ語「ヤーサマン(ヤースミーン)」が語源となっているようです。

ハゴロモジャスミンはとても強い芳香を持っています。ハゴロモジャスミンは虫媒花で、受粉を虫に頼っているため、強い香りを放って、虫を誘引しているのです。