冬のニホンズイセン

 画像はヒガンバナ科スイセン属の八重咲のニホンズイセン(日本水仙)。八重の花弁は副花冠の部分が多弁化したものである。

 スイセンは地中海沿岸の原産で、室町時代に中国を経て渡来し、本州(関東以西)、九州の海岸沿いに野生化している。スイセン属に含まれるものは総称してスイセンと呼ばれている。ニホンズイセンは12月頃から咲き始め、冬から春にかけて、白や黄の花を咲かせる。今は一重と八重のスイセンがあちこちでうるさい程に咲き誇っている。

*日本水仙が「ニホンズイセン」と発音されるのを気にする人がいるのに対し、日本桜は「ニホンサクラ」を気にする人がいる筈である。