ナツツバキの実

 ナツツバキの花は既に終わりに近づき、妙に実が目立ち始めています。花冠は1日で雄しべと共に潔く落ちて、雌しべだけ残り、球状の実になります。ナツツバキの果実は5角卵形で、先が尖ります(画像)。冬咲くヤブツバキの実も今見ることができますが、実や種子は大きく異なっています。

 花の後にできた実は9~10月頃に熟し、自然と五つに裂け、中から種子がこぼれ落ちます。空になった実はその後も長い間、枝に残って越冬します。