サルビアは緋色の花が余りに有名ですが、青紫のサルビアも忘れてはなりません。シソ科アキギリ属のブルーサルビアの学名はサルビア・ファリナセア(Salvia farinacea)。ブルーサルビアは咢(がく)が粉白色を帯び、和名はケショウサルビア、英語ではmealy sageと呼ばれます。よく栽培されていて、園芸品種も数が多いのがサルビアです。
Salvia はラテン語の「salvare(治療)」からきています。薬用になるものが多いことから名づけられました。farinacea は「粉質の」という意味で、訳せば「ケショウサルビア」です。
ブルーサルビアはテキサス州からニューメキシコ州、それにメキシコに分布。わが国には昭和時代の初めに渡来。葉は卵形から線形で対生し、縁にはわずかに鋸歯があります。5月から茎頂や葉腋から輪散花序をだし、青色から紫色の花を咲かせます。花色は他に白があります。