ディエテス・ビコロル再訪(1)

 ショウブは「菖蒲」と書かれますが、アヤメとも読めます。植物のショウブはサトイモ科に属し、アヤメ科のカキツバタハナショウブはショウブとは別物です。さて、そのアヤメ科に属するディエテス・ビコロル(Dietes bicolor、英語ではAfrican iris)が今回の主人公。日本では花ではなく、葉が華道で使われるようです。確かに、花は華道向きではありません。

 原産地の南アフリカでは広く栽培されており、公園や公共施設、道路脇などに植えられているようです。花は春から夏にかけて咲き、オレンジ色に縁取られた黒に見えるほど濃い紫色の斑紋が三つあります(画像)。日本では園芸種として「常緑アヤメ」とよばれ、他にも二種類ほど栽培されています。

 私は昨年初めてこのディエテス・ビコロルに出遭い、すっかり魅了されてしまいました。今年も初夏になり、アヤメの季節となり、無事にディエテスに再会できました。まずは、私が魅入られた薄く、淡いクリーム色(和の色名では「若芽色」か)の花を味わってください(画像の花の色合いはそれぞれ微妙に違います)。