ペチュニアの花々

 ペチュニアは南米原産のナス科ペチュニア属の植物。和名はツクバネアサガオ(衝羽根朝顔)。1767年にフランスのコンメルソンがウルグアイで白花を発見し、ヨーロッパに伝えた。その後、1831年にはブラジルからの赤紫の花と交配され、それが現在のペチュニアの元となった「ペチュニアヴィオラセラ」である。

 その後、ヨーロッパ、アメリカ、日本でこの花の育種が行なわれ、多様な系統品種群が作出された。ペチュニアの花色は赤、ローズ、ピンク、サーモン、ブルー、スカイブルー、クリムゾン、白、薄黄などの濃淡色があり、赤、ローズ、ブルーなどに白の星状の模様の入るスター、白覆輪のピコティなど、実に多様である。