マツバボタンとキバナコスモス:夏色の花

 マツバボタン・ジュエルの花にはピンクと白しか色がない。夏にはどちらの色もよく似合う。特に、ピンクのマツバボタンは私を惹きつけてやまない、正に夏色。

キバナコスモスの花色もマツバボタンに似て、一途で素直。学名には黄色の意味があり、濃い黄色や橙の花を咲かせるため、コスモスとは違った印象を与える。メキシコの自生地でもコスモスより標高の低いところに住み分けて分布している。

 私にはマツバボタンもキバナコスモスも夏の花で、どちらも夏の青空とうまく釣り合い、私を元気づけてくれる。

 だが、マツバボタンの白花やコスモスとなると初秋にうまく合う。だから、コスモスは秋の季語。今ではコスモスの和名は「秋桜(あきざくら)」という日本らしい名前だが、実は明治に渡来した外来種

*宇宙は「コスモス」で、「秩序」、「美しい」、「調和」などを意味する。宇宙を調和のとれたシステムとみるとき、「カオス(混沌)」の対義語として「コスモス」が使われた。「スペース」は空間としての宇宙、「ユニバース」は観測できるすべてを含めた宇宙。

**メキシコにいたスペイン出身の聖職者がコスモスをみて、花びらが整然と幾何学的に並んでいることから、「コスモス」と名付けた。

***昭和52年に山口百恵が嫁ぐ娘が母を思う気持ちを「秋桜」で歌ったが、その作詞作曲はさだまさし。曲のタイトル「秋桜」を「コスモス」と読ませ、歌詞の中でも「秋桜」と表記し、「コスモス」と読ませた。

マツバボタン

マツバボタン

キバナコスモス

キバナコスモス

コスモス