リナリア(Linaria)の花

 リナリアは春から初夏にかけてキンギョソウ(金魚草)を小さくして咲かせたような花を咲かせるシソ目オオバコ科リナリア属の半耐寒性一年草です。そのためか、別名はヒメキンギョソウ(姫金魚草) です。

 リナリアはヨーロッパ、北アフリカ、アジアの温帯地域を中心に150種ほどが分布し、日本で流通しているリナリアリナリア・マロッカナ種と、リナリア・ビパルティタ種、そして、その交雑種です。画像のマロッカナ種はモロッコに分布するモロッコ固有種のリナリアで、淡い紫色の花を咲かせます。日本へは明治時代末期に渡来しました。

 リナリアは花径1~2㎝程度の唇形花を多数、穂状に咲かせます。唇形花とは、ゴマノハグサ科やシソ科の植物に多く見られる花の形で、筒状になった花の先が上下に分かれ、唇のように見える花です。花は上唇が直立して2裂し、下唇は凸形で中央が大きく盛り上がり3裂しています。花はキンギョソウを小さくしたような姿で、ヒメキンギョソウの和名はこの花姿に由来しますが、キンギョソウの近縁種ではなく、キンギョソウリナリアとは異なる属の植物です。

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