ヒマラヤユキノシタの花

 「Himalaya雪の下」はヒマラヤ原産のユキノシタ科ベルゲニア属の耐寒性常緑多年草。明治時代に日本に渡来しました。地面を匍匐しながら伸びた太い根茎から、光沢のある大きな葉を出します。葉はロゼッタ状をしていて(画像)、一年中緑色をしています。冬から春にかけて、葉の間から褐色のひょろりとした柔らかそうな花茎を伸ばし、先端に集散花序をつけ、ピンク色や白い小花を数個ずつまとめて咲かせます。

 名前はヒマラヤ、シベリア地方に多く、寒さに強く、冬でも常緑の葉を雪の下からのぞかせていることからつけられました。現在は、交配種も含めてベルゲニア属全体がヒマラヤユキノシタと呼ばれています。大型種から小型種まで様々で、花が丸く固まって咲くもの、長い穂になるものなどがあり、花色も赤から白まで幅があります。

 そのヒマラヤユキノシタの花が既に11月に咲いています。狂い咲きかと思ったのですが、春だけでなく、秋にも咲く二季咲き品種モルゲンローテ(Bergenia Morgenrote)で、画像はそれだと思われます。

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