コスモスの花

 キク科のコスモスの花が秋に咲き、花弁の形が桜に似ているので、「秋桜」と書いて「コスモス」と読むようになったのですが、その理由は昭和52年に山口百恵の「秋桜」が大ヒットしたからです。作詞作曲はさだまさしで、曲のタイトル「秋桜」を「コスモス」と読ませ、歌詞の中でもコスモスを「秋桜」と表記しました。

 コスモスの開花時期は7/25 ~ 12/10頃と長く、原産地はメキシコです。日本の気候によく合って育てやすく、日本の秋の風物詩となっている花です。品種改良により、様々な色や形をした品種があります。コスモスはギリシャ語の「秩序」、「飾り」、「美しい」という意味ですが、多くの人は宇宙のことを連想する筈です。「コスモス」の対義語は「混沌」を意味する「カオス」です。コスモスは宇宙を秩序ある、調和のとれたシステムとみなす宇宙観のことです。

*space:大気圏外の宇宙空間

 universe:地球も含めた全宇宙

 cosmos:秩序ある観念的な宇宙、哲学的宇宙観

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