私が歩道の植え込みに蔓延っていたアオツヅラフジ(青葛藤)を見たのは2年前のことだった。そのアオツヅラフジが今年も花をつけている。最初はヘクソカズラ(屁糞葛)と思っていたのだが、近づいてよく見れば花が違い、実までついていた。調べてわかったのが「アオツヅラフジ」。今年も密かに期待していたのだが、案の定同じ場所でうまく見ることができた。
アオツヅラフジの別名はカミエビ。果実は核果で、秋に6 - 8mmの球状の果実ができ、ブドウのように緑色から紫色に熟すが、有毒である(昨年の画像)。熟した実はヤマブドウの実にそっくり。蔓や根はモクボウイ(木防已)という漢方の生薬になるが、これも有毒なので食べられない。残念ながら、今年はまだ実がついていない。
画像のチョウはお馴染のヤマトシジミ。日本には全部で71種のシジミチョウ科のチョウがいるが、その中の代表格。身近に見ることができ、翅を広げても3 cm ほどの小さなチョウである。