このところヤマブドウ、ノブドウ、アオツヅラフジなどの目立たない植物ばかりだった。それらに比べるととても目立つのがアンスリウムとグズマニアの花。
サトイモ(里芋)科のアンスリウムの和名は紅団扇(べにうちわ)、ギリシャ語で「尾のような花」という意味である。熱帯アメリカ原産で、一見造花のようで、高温多湿を好む。ツヤのあるハート形の苞(ほう)から、棒状の花序が突き出たユニークなフォルムが特徴である。
グズマニアは、中米から南米の熱帯雨林原産で、パイナップル科の多年草。赤い花のように見えているものは苞で、実際の花は小さく、花は白か黄色で苞間に咲く。苞色は、黄色や赤、赤紫、橙などがある。パイナップル科に属しているが、果実は実らない。