トレニアとアメリカン・ブルーの花

 季節外れの大梅雨が西日本中心に出現し、あちこちで大雨となっている。多くの川の氾濫に異常気象とノアの方舟を重ね合わせて考える人がいるだろう。あるいは、終末、末法の世を感じる人もいるだろう。そんな荒れ狂う気象の中で小さな花は私たちに安堵の気持ち、心の安らぎを与えてくれる。

 トレニアはツルウリクサ属(トレニア属)の小さな、かわいい花を咲かせる。トレニアの分布の中心は熱帯アジア、アフリカで、暑い夏にたくさんの花を次々と咲かせ、耐陰性のある、とても育てやすい植物。アジアからアフリカにかけて約40種が知られていて、これらの交雑による園芸品種が出回っている。

 ヒルガオ科のエボルブルスアメリカン・ブルー(園芸品種のBlue Daze)とも呼ばれ、葉腋に花径2~3cmほどの濃い青色の花を咲かせる。高温乾燥に強く、夏の間旺盛に生育し、清々しい花をつける。エボルブルス属の植物は、北アメリカから南アメリカ、アジアの熱帯地域を中心におおよそ400種が分布する。

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トレニア

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トレニア

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アメリカン・ブルー

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アメリカン・ブルー